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寝具
ベッドを購入する際に、マットレスのサイズで悩む人が多いのではないでしょうか。せっかく新調するのであれば、自分に最適なサイズを購入して快適な睡眠を誰しも作りたいでしょう。
今回は、マットレスのサイズ展開をはじめ、自分に最適なサイズの選び方、部屋の広さやレイアウトから見た選び方の3つに分けてマットレスを選ぶポイントを紹介します。
インターネット上やお店で販売されているベッドを見ると、さまざまなサイズが展開されていることがわかります。
ベッドを購入する際は、まずマットレスのサイズを知ることからはじめましょう。ベッドはサイズによって適応人数が異なるため、以下の表を参考にしてみてください。
サイズ | 適応人数 | |
セミシングル | 幅80~90cm×長さ195~200cm | 1人用(子どもや小柄な人用) |
シングル | 幅97~100cm×長さ195~200cm | 1人用 |
セミダブル | 幅120cm×長さ195~200cm | 1人用(体格が大きな人やゆったり寝たい人用) |
ダブル | 幅140cm×長さ195~200cm | 1~2人用 |
クイーン | 幅160cm×長さ195~200cm | 2人用 |
キング | 幅180~200cm×長さ195~200cm | 2~3人用 |
セミシングルは幅80~90cm×長さ195~200cmで、シングルサイズと長さは同じですが、幅が少し狭く設計されています。
横幅が狭い分、部屋を広く使用できるので、ワンルームにもおすすめです。ただし、子どもや小柄な人でないと、少し窮屈に感じてしまうかもしれません。
シングルは幅97~100cm×長さ195~200cmで、オーソドックスな1人用のマットレスです。
6畳以下のワンルームに置くのにも使いやすいサイズなので、1人暮らしをはじめる際にもおすすめです。
2人以上で使用する際にもシングルをふたつ並べれば幅が約200cmになるので、キングサイズよりも広いベッドになります。
並べると広いベッドにもなるシングルは、単体であればサイズが小さく移動しやすいため、引っ越しや模様替えがしやすいというメリットもあります。
セミダブルは幅120cm×長さ195cmで、基本的には1人用サイズのマットレスです。シングルサイズよりも幅が約20cm広いので、体格が大きめの人や、安心感をもって寝返りを打つことができ、ゆったりと寝たい人におすすめです。
ダブルは幅140cm×長さ195cmで、大人2人が使用すると想定されたサイズです。あくまでも、平均的な体型の2人が使用する設計で作られているので、体格が大きめの人が2人で使用すると、窮屈に感じるでしょう。
一方でダブルのマットレスを1人で使用すると、かなりゆったりと寝られるので安心感を持って贅沢に寝たい人にもおすすめです。
クイーンは幅160cm×長さ195cmで、大人2人がゆったりと眠れるサイズです。ある程度体格が大きな人と一緒に寝ても、ストレスなく眠れるでしょう。
また、標準体型の大人2人であれば小さな子ども1人と一緒に寝ることもできるサイズ感です。
模様替えや掃除の手間を考慮して、セミシングルサイズを2台並べて、クイーンのマットレスのサイズとして使用する方法もあります。
キングは幅180cm×長さ195cmで、大人2人がかなり余裕を持ってゆったりと眠れるサイズです。大人2人、子ども1人の家族3人がストレスなく寝るのにも適しています。
ただし、シングルサイズのベッド2台分近くの横幅があるので、ある程度広いスペースがなければ設置できません。
マットレスのサイズで一般的な適応人数を紹介しましたが、ここからは、ゆっくり体を休めるには、どのサイズが理想なのかを紹介します。
ストレスなく体を休めるには、体の幅に対して最低でもプラス30cmの横幅があるサイズのものを選ぶと良いでしょう。理想は体の幅に対して、プラス40~50cmの横幅があるものです。
利用する人数も考慮した、最適なマットレスのサイズをみていきましょう。
1人で利用するのであれば、シングルサイズやセミダブルサイズがおすすめです。標準体型であれば、シングルサイズでも十分ゆっくり眠れます。左右に寝返りを打っても、落ちることのない広さです。
標準よりも体型が大きい人なら、セミダブルサイズがおすすめです。大きな体型の人や寝相が悪く睡眠中によく動く人は、少し幅にゆとりがあるセミダブルでないと、マットレスから落ちてしまう場合があります。
カップルや夫婦など、2人で利用する際にはシングルサイズを2台並べて利用するか、ダブルサイズ、クイーンサイズがおすすめです。
男性の平均肩幅が約45cm、女性の平均肩幅が約40cmですが、ダブルベッドであれば余裕を持って2人並んで眠れます。もちろん、左右に寝返りを打つことも可能です。
ただし、ダブルサイズを利用した場合、掛け布団を1人1枚使用するのがスペース的に難しく、ダブルの掛け布団1枚を一緒に使用することになります。一緒に2人で1枚の掛け布団で寝ていると、どちらかが寝返りを打った際に掛け布団を引っ張ってしまうこともあります。
また、一人ひとりの体に合うマットレスを使用したい場合は、シングルサイズを2台並べて使用することをおすすめします。
子どもと3人で利用する場合は、シングル1台とセミダブル1台かシングル2台を並べて使用するか、もしくはキングサイズを選ぶのがおすすめです。
シングル1台とセミダブル1台で寝るなら、セミダブルのほうで子どもと一緒に寝れば、マットレスの境目も気にならずゆったりと眠れます。
マットレスとマットレスの境目がないキングサイズは魅力的ですが、非常に大きいため移動や掃除が難しいといったデメリットも目立つでしょう。
ベッドのサイズを選ぶ上で、部屋の広さやレイアウトから選ぶことも重要です。ベッド周りには、歩くスペースとして40cm以上を確保するのが望ましいとされています。
また、湿気対策として、壁から10cm以上離して置けるようなレイアウトを目指しましょう。
4畳半の寝室には、シングルサイズからダブルサイズまでのマットレスがおすすめです。1人で利用するならシングルサイズか、セミダブル、2人で利用するのであればダブルサイズを選ぶと良いでしょう。
マットレスを選ぶ際に、折りたたみできるマットレスにすると、部屋のレイアウトや間取りによってはシングルサイズを2台置くことも可能です。
6畳の寝室には、シングルサイズからクイーンサイズまでのマットレスがおすすめです。1人で利用するならシングルサイズかセミダブル、2人で利用するのであれば、ダブルサイズかシングルサイズ2台、ゆったりと寝るならクイーンサイズが適しています。
寝室が6畳あればダブルサイズを置いても、部屋に余裕ができます。部屋の配置によっては、ベッドサイドテーブルやサイドランプを置くことも可能です。
8畳の寝室ならキングサイズのベッドも置けます。2人で利用するのであれば、シングル2台を並べるかクイーンサイズ、キングサイズがおすすめです。
8畳の寝室なら、クイーンサイズを置いてもスペースに余裕があるためテーブルや本棚なども置けます。
寝室に10畳以上のスペースがあれば、キングサイズのマットレスを余裕で置くことができます。2人で利用するのであれば、シングル2台を並べるかクイーンサイズ、キングサイズがおすすめです。
キングサイズを置いても、水槽やテレビ台なども余裕をもって設置できるので、インテリアにこだわりながら快適な寝室を作れます。
マットレスのサイズは自分の体格や部屋の広さ、利用する人数を考慮して、最適なものを選びましょう。
部屋に十分な広さがないけれど、少し大き目のサイズでゆったりと眠りたい人には、マイまくらの「腰楽寝マット」がおすすめです。三つ折りできるマットレスなので、就寝時以外はコンパクトに収納できます。また、ダニが発生しにくいウレタン素材で作られているので衛生的です。
良いマットレスを選んで、快適な睡眠を手に入れましょう。
毎日の睡眠の質を高めるために役立つ「寝具」や「睡眠」の関連情報を提供するマイまくら マガジン編集部です。