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ストレートネックの原因は?正しい寝方と枕の選び方

2024.01.23

ストレートネックとは、本来緩やかに湾曲しているはずの首の骨が、まっすぐストレートな状態になってしまっている状態を指します。神経を圧迫してしまうストレートネックは肩こりや頭痛、自律神経失調症などのさまざまな不調の原因となってしまうのです。

現代病とも呼ばれるストレートネックは日常での姿勢のくせから引き起こされるほか、寝る時の姿勢や枕なども影響しています。

今回はストレートネックの原因から、ストレートネックの負担を軽減する寝方、適切な枕の選び方まで解説します。

ストレートネックになる主な原因

なぜストレートネックになってしまうのでしょうか。原因として、普段の悪い姿勢や寝方が挙げられます。以下で解説します。

スマホの長時間使用

スマホを見る際、無意識につい頭が前に出てしまっている人は多いのではないでしょうか。手元のスマホをよく見るために首を傾ける前傾姿勢は、首に負担がかかります。長時間首に良くない姿勢でスマホを使用することで、ストレートネックが引き起こされるのです。

スマホは現代の生活において欠かせない存在となっており、暇さえあればスマホを開いている人もいるのではないでしょうか。しかし、ストレートネックを改善するためには長時間の使用を見直すことが必要です。

長時間にわたるデスクワーク

スマホと同様に、パソコンを使用する際の姿勢もストレートネックの原因のひとつです。

特にパソコンの画面が目線よりも低い位置にある場合、画面を見るために首が前に出て猫背になりがちです。背骨や首に負担となる姿勢を長時間続けることで、ストレートネックが引き起こされます。

日々のデスクワークでストレートネックに困っている方は、机の高さや椅子の高さを調整するなど正しい姿勢が取れるようデスク周りの環境を見直してみてください。

枕の高さが合っていない

自分に合わない枕はストレートネックを助長します。特に高すぎる枕を使用していると、寝ている間に首が前へと出てしまい、不自然な状態で寝ることになります。そして頚椎に負荷がかかって筋肉が硬くなり、ストレートネックへとつながってしまうのです。

【ストレートネック】理想の寝方は仰向け

首に負担のかからない寝方を意識すれば、ストレートネックへの負担の緩和が期待できます。ではどのような寝方が適しているのでしょうか。

ストレートネックで困っている場合の理想的な寝方は仰向けです。仰向けはまっすぐに立っているときの姿勢と近く、首の骨が自然と緩やかなS字カーブを描きやすいけるために負担のかかりにくい姿勢といえます。

ですが前述のように枕の高さが合っていないと仰向けでも負担はかかりやすくなります。また、自身のS字カーブに合った高さの枕で寝ることで、頭と首にかかる体の圧力が分散されやすくなり体への負担を軽減することにつながります。

【ストレートネック】NGの寝方3選

枕の高さが自身に合っていることが前提ですが、仰向け寝はストレートネックによる首へのの負担を軽減しやすいする理想的な寝姿勢です。では他の寝方はどうでしょうか。実は、寝方によってストレートネックの原因となる、もしくはストレートネックを助長してしまう可能性があります。

横向き寝

体の片側にのみ負担がかかる横向き寝は、ストレートネックによる首・肩への負担を助長する要因となり得ます。下側になっている肩に体重が集中して血行を妨げることで肩こり・首こりを誘発してしまうのです。

横向き寝は肩を丸めた猫背な状態になるため、巻き肩になりやすい寝姿勢でもあります。

うつ伏せ寝

うつ伏せで寝ると、顔を前に向けても横に向けても首に負担がかかります。とはいえ、呼吸が苦しくなるため下向きに寝ることはないでしょう。

うつ伏せ寝で寝る人はあまりいないかもしれませんが、首にとってあまり良い寝方ではないと覚えておきましょう。

姿勢によらず枕を使わない

枕を使わずに寝ることは、仰向き寝であっても横向き寝であってもおすすめしません。

枕なしで仰向けの姿勢で寝た場合、圧力が集中する後頭部を支えるために首が常に緊張した状態になってしまうからです。頭に血流が集中することで、頭痛やめまいを誘発する可能性もあります。

また枕を使わない横向き寝では、頭が下に落ちて首が折れてしまい首筋に余計な負担がかかります。ストレートネックにならない、また悪化させないためにも枕は必ず使用しましょう。

ストレートネックによる首肩への負担を軽減するための枕選びのポイント

ストレートネックの負担を和らげるためには、どのように枕を選べば良いのでしょうか。具体的なポイントを3つ解説します。

高さで選ぶ

仰向けで寝るときと横向きで寝るときの適した枕の高さには違いがあります。

仰向けで寝る際は、まっすぐに立っているときの姿勢と同じように背骨から頸椎にかけて緩いS字カーブを描くのが理想の姿勢です。そのため首とマットレスとの隙間を埋めて首を優しく支えてくれる高さの枕を選びましょう。

ストレートネックだからといって首元が高すぎる枕で無理やり首のカーブを作ろうとする方がいますが、首裏の神経や血管、頚椎や軌道を圧迫してしまい様々な不調の原因となりますので、首に圧迫感を感じる高さの枕は要注意です。

横向き寝では頭から頚椎、背骨、腰までが一直線となる高さの枕が自然な姿勢で寝るのに適しています。

必要な枕の高さは肩幅や姿勢、体重、お使いのマットレスの硬さなどによって人それぞれ違います。自身に合った高さの枕をお求めの場合はオーダーメイド枕や、自分で高さを細かく調整できるセルフメイド枕がおすすめです。

北海道から沖縄まで全国に店舗を展開する眠りの専門店マイまくらでは、特許取得の全身測定機により身体に合った枕の無料診断を実施しています。

反発力で選ぶ

硬めの枕はしっかりと頭・首を支えて寝返りを打ちやすくしてくれます。しかし、硬すぎる枕は頭の接地面が少なくなり、頭の重さを分散できずに後頭部に圧力が集中してしまいます。そうして首の筋肉が緊張することで、体のコリや頭痛などが生じてしまうため、負担を軽減できるよう体にフィットしたものを選ぶことが大事です。

柔らかい枕はフィット感があり、体圧分散性に優れています。その反面、柔らかすぎる枕は寝返りを打つことが困難になります。寝苦しさや肩こりの原因となるため、ある程度反発力のある枕を選ぶのがおすすめです。

サイズで選ぶ

枕は寝返りが楽に打てる大きさのものが適切です。寝返りは血流を滞らせないようにするために必要で、多い人であれば一晩のうちに20回~30回ほど寝返りを打ちます。寝返りを打てずにいると長時間同じ姿勢を取ることになり、体のしびれや痛みにつながります。

枕は基本的に頭3つ分が入る大きさ以上のものを選びましょう。最低でも60cm以上で、70cm以上あれば体格が良い人でも十分寝返りを打つことが可能です。

まとめ

ストレートネックは日々の良くない姿勢から引き起こされます。スマホやパソコンはなるべく長時間使用しない、もしくは使用する際の姿勢に気を付けましょう。枕は毎日長時間使うものだからこそ、適切な高さのものを購入することをおすすめします。

そのほか寝方によってもストレートネックを助長してしまう可能性があります。ストレートネックを悪化させないためにも、なるべく自然な姿勢で寝るよう心がけましょう。

記事を書いたライター

マイまくら マガジン編集部

毎日の睡眠の質を高めるために役立つ「寝具」や「睡眠」の関連情報を提供するマイまくら マガジン編集部です。

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